敷き布団を選ぶとき、まず迷うのが「中綿(なかわた)」の素材です。
ポリエステル、ウレタン、羊毛など、種類はさまざまあります。
中でも、昔から使われている「綿(わた)」は、今も多くの人に選ばれています。
では、なぜ綿が敷き布団に向いているのでしょうか?
今回はその理由や特徴について、やさしく解説します。
綿(わた)ってどんな素材?
布団に使われる綿とは、主に「木綿(もめん)=コットン」のことです。
これは天然素材で、吸湿性と通気性に優れています。
日本の気候にもよく合っており、昔から布団の中綿として親しまれてきました。
敷き布団に綿が向いている理由
- しっかり体を支える硬さ
綿わたは適度に硬く、体が沈みにくい素材です。
とくに、腰痛が気になる方にも向いています。 - 汗をよく吸う
木綿わたは吸湿性が高く、汗をしっかり吸ってくれます。
そのため、夏や湿気の多い季節でも快適です。 - 通気性が良い
中の空気がこもりにくいため、ムレにくく、カビやダニも発生しにくいです。 - 肌にやさしい天然素材
化学繊維に比べて刺激が少ないため、肌が敏感な人や子どもにも安心です。
綿布団の注意点
- やや重い
ポリエステルなどに比べると重さがあります。
持ち運びや布団干しは少し大変かもしれません。 - へたりやすい
毎日使っていると、綿がつぶれて薄くなってきます。
そのため、数年に一度の「打ち直し」や「買い替え」が必要です。 - 洗いにくい
綿布団は丸洗いが難しいことが多いです。
基本的には、天日干しや布団乾燥機でメンテナンスを行います。
まとめ|やっぱり「綿」は敷き布団にぴったり
敷き布団の中綿には、さまざまな素材があります。
その中でも、「綿(わた)」は体をしっかり支えてくれる素材です。
通気性や吸湿性に優れていて、天然素材なので肌にもやさしいです。
少し重く、へたりやすい面はありますが、それを上回る魅力があります。
「寝心地を重視したい」「自然素材が好き」という方には、綿入りの敷き布団がおすすめです。
日本製・綿入りの「利風敷き布団」は、天然素材ならではの通気性と吸湿性が魅力。硬すぎず、ほどよい弾力があり、単体でも快適に使えます。
特にマットレスをお使いの方には、このような綿の敷き布団を重ねることで、風通しが良くなり、寝心地もさらに快適になります。
蒸れにくく、体をしっかり支えてくれる綿布団は、季節を問わず使いやすい一枚です