同社の会長は、「社員の幸せを一番に考えたい」と語っています。
上場をすると、株主への利益還元が優先されがちです。
そのため、現場で働く社員の働き方に影響が出ることもあります。
その点、非上場のままなら、外部の意向に左右されにくくなります。
社員やその家族が安心して働ける環境を守れるのです。
このような方針は、商品づくりにも影響していると感じます。
たとえば、布団乾燥機「カラリエ」は、操作が簡単で軽く、
高齢者や一人暮らしの方にも使いやすい設計です。
ホースを差し込むだけで布団が温まり、手間もかかりません。
他にも、収納ボックスやサーキュレーター、炊飯器など、
「こういう機能が欲しかった」と思える製品が多くあります。
これらには、使う人の立場で考えた工夫が見られます。
その背景には、会社全体が“人”を大切にする文化があるのではないでしょうか。
社員を大事にする企業は、消費者のことも丁寧に考える。
私はそんな姿勢が、アイリスオーヤマの魅力だと感じています。
目立つ派手さはありませんが、暮らしに密着した製品がそろっています。
実用性と使いやすさにこだわった商品を届けてくれる。
そんな企業だからこそ、信頼して選びたくなるのです。
最後にひとこと
アイリスオーヤマは、暮らしの「ちょっと困った」に応えてくれる商品が多い。
その背景にあるのは、社員を大切にする社風と、使う人へのまっすぐな想いなんだと思います。
「こういう会社のモノ、もっと使いたいな」
そんなふうに思えるブランドです。